[プロトアクチニウムン] (プロトアクチニウム - Pa)
【外見】
プロトアクチニウムンは、銀灰色の輝きを持ち、精緻な鎧に身を包んだベーシクンです。彼の姿は威厳があり、知識と力を兼ね備えた存在感を持っています。周囲にはわずかな放射線が漂い、近づくと微妙なエネルギーの放射を感じることができます。
【性格】
冷静沈着であり、知識に対する探究心が強いベーシクンです。歴史に深い興味を持ち、自身の役割を理解しているため、他のベーシクンたちと協力しながらも独自の視点で物事を解決します。忍耐力と鋭い観察力で、困難な問題にも決して諦めません。
【特技】
・核燃候補:かつて核燃料候補として注目を浴びましたが、ウラニウムンとの競争に敗れました。彼は核エネルギーに関する深い知識と技術を持ち、プロトアクチニウム-233を利用した核反応について熟知しています。しかし、ウラニウムンに役割を譲ることとなりました。
・ノジュールアナリシス:プロトアクチニウムンは、海底のマンガン団塊に含まれる希少な資源の探査と分析に関する知識を持っています。この特技により、深海に眠る資源を見つけ出し、効率的に利用する能力を有します。海洋探査や資源開発において非常に貴重な知識を提供し、多くの科学者や探検家たちにとって頼りになる存在です。
【生態】
自然界では非常に稀な存在であり、主にウラン鉱石中に微量存在します。彼の高い放射能は特定の条件下でのみその力を発揮し、これを制御するためには高度な技術と知識が必要です。
【その他】
彼の存在は、核エネルギーや海底資源開発で、重要な役割があったようです。当時の技師たちが新技術を開発する上で、彼の特技が超古代文明のエネルギーや資源開発の問題解決に貢献していたと考えられています。
【シエンティア物語】
シエンティアにアクチニウムンが迎え入れられてから数ヶ月が経ち、人々は彼に何があったのかを知りたがっていました。
アクチニウムンは静かに話し始めました。「遥か昔、この身体の変化具合だとおよそ33万年前くらいだろうか。当時はこの姿とは違う姿だった。
そして、主であるウラニウムンとトリウムンと共にプルトニウムンという黒い竜と戦いました。その戦いは激しかったが、我々は敗れました。
その時、主の青いコアは奪われてしまいました。私は彼を癒すため、宇宙へと逃れたのです。
しかし、宇宙からの大きなコロニーと共に地上に落とされ、それによって当時のこの星は崩壊しました。」
彼は続けます。「その後、ウラニウムン達と私は地下深くで永遠の時間を共に過ごしました。その後はあなた達の知っている通りです。」
彼の発言にシエンティア全土が恐怖したのでした。