[ポロニウムン] (ポロニウム - Po)
【外見】
ポロニウムンは暗い銀色の金属質の体を持ち、その肌は微かに光る粒子を放っています。目は深い碧色で、常に静かな輝きを放っています。彼が村に来るときは、放射線防護服を着用しています。
【性格】
冷静で思慮深く、慎重な性格のポロニウムンは、自分がもたらす危険性も理解しています。常に周囲の安全を第一に考え、村人たちとの距離を保ちながらも、その知識と力で村を支えています。
【特技】
・アルファ線照射:常に強力なアルファ線を放射しています。この放射線は生物に重大なリスクをもたらすため、彼は特別な防護服を着用し、研究施設での活動が主です。
・熱電効果:ポロニウムは放射性崩壊によって熱を生成し、それが熱電素子を通じて直接電気エネルギーに変換する特技を持っています。
【生態】
湖の畔で防護された簡易研究施設に住んでいます。施設はセキュリティと放射線シールドで守られ、一般の村人を近づけさせません。彼はここで研究し、データの収集分析を行っています。
【その他】
放射線が村人に害を及ぼさないよう、厳重に隔離された生活を送りつつ、データの収集をしています。常に自身の放射線量をモニタリングし、安全基準を超えないよう注意を払っています。
【シエンティア物語】
昔々、シエンティアにある放射線異常で有名な湖をポロニウムンが調査していました。
彼は湖の調査の為、帝都から派遣されていました。そんな彼は、なぜかいつも防護服を着て村を訪れていたのでした。
その姿は異様で、村人たちは彼を「死神」と呼び避けています。また、一部の人達は、彼は放射線を出しているから自身を防護服で密閉しているんだと囁いていました。
そんなある日、ポロニウムンが湖での調査データを帝都で発表したのです。
その内容は、大きな衝撃を与えました。
あの湖は神話時代の殲滅戦跡地だったと発表したのです。更に地下深くには明らかに不自然な巨大空間があるという事でした。
この事実は古代の戦争の影響が現代にまで及ぶことを示し、シエンティア全体にかつてない議論を巻き起こしたのでした。
怖がるもの、喜べもの、笑うもの、賭けに負けたもの、それぞれの様々な憶測が飛び交ったのでした。