[ブロウミン] (臭素 - Br)
【外見】
ブロウミンは赤褐色の体色を持ち、強い刺激臭を放っています。その体表は粗い質感を持ち、水に溶けると深紅色の溶液を生み出します。
【性格】
穏やかでありながらも、その存在は周囲に警戒心を抱かせます。ブロウミンの存在は強い印象を与えますが、内に秘める深い理解と親しみやすさも持ち合わせています。
【特技】
・臭操術:周囲に広がる赤褐色の霧を操ります。この霧は敵の視界を妨げ、味方を守る役割を果たします。また、その刺激臭は敵を引きつける効果もあります。
・溶解能力:ブロウミンは敵を包み込む深紅色の液体を生成します。この液体は敵の装備や障害物を溶かし、進行を妨げることができます。
【生態】
主に湖や河川など水辺の場所に生息します。彼らの存在はその赤褐色の体色と刺激臭によって特定されます。彼らは水中でも活動し、その溶解能力を活かして獲物を捕らえることがあります。
【その他】
ブロウミンは自然の中で生活し、自らの領域を守るために努力します。彼らの存在は自然界のバランスを保つ役割を果たし、水辺の生態系において重要な一翼を担っています。
【シエンティア物語】
昔々、シエンティアにはブロウミンという孤独なベーシクンが住んでいました。彼は自身の特性の刺激臭のせいで、他のベーシクンと距離を置くようになっていました。
そんなある日、シエンティアの技師達は新技術の開発を進めていました。それは素材の耐火性向上という課題でした。
そこで1人の技師がある事を試してみようと提案します。
それはブロウミンにお願いをすることでした。
彼の刺激臭や赤褐色の液体が、新しい素材に何らかの影響を与えるかもしれないと期待されました。
そして技師の熱心なお願いに口説き落とされたブロウミンは、人々に協力をすることになりました。
ブロウミンの協力もあり、その特性を活かして新技術の耐火性を向上させることに成功したのです。しかし、環境への影響も考慮して、この新素材は一部の公共性の高い建築物への利用に限定されました。
それでも、この成功はブロウミンの特性と潜在能力を新しい光で輝かせることとなりました。
そしてなにより、ブロウミンはもう孤独ではなくなったのでした。